看護

2007年8月号（Vol.59,No.10）

A4変 98ページ (判型/ページ数)
2007年08月発行

2007年CNR・ICN学術集会リポート

　「最前線の看護者たち：予期せぬ事態に立ち向かう」のテーマの下、去る5月27日（日）から6月1日（金）まで、パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）にて、ICN横浜大会が開催されました。6月2日（土）および3日（日）にかけて開催された規制会議の模様も含め、本特集では国際的共通課題に各国の看護者たちが、どのように立ち向かい、取り組んでいるのか、討議の内容をリポートします。併せて、写真で大会を振り返る綴じ込み小冊子もお楽しみください。

特集２：

外国人患者と医療通訳の現状と課題

　日本における外国人登録者は、すでに200万人を突破。労働・留学など流入と定住が進む中、外国人にとって現状の医療環境は、必ずしも十分なものとは言えません。一方、言葉の通じない外国人患者への対応には、病院側も苦慮しています。そんな両者の橋渡し役を担うのが、医療通訳。
　本特集では、今後ますますニーズが高まるであろう医療通訳の活動と課題について報告し、望ましいあり方について考察します。

◆特集1
2007年CNR・ICN学術集会リポート

・［メッセージ］
横浜で開催されたCNR・ICN学術集会を終えて／南裕子
・［メッセージ］
2つの会議と学術集会の意味をかみしめながら／久常節子
・［報告］
看護の国際的課題を討議した熱い8日間／編集部
・［CNR］ICN会員協会代表者会議報告
各国代表者がICNの今後の活動について評議／菊池令子、永池京子
・［基調講演］予期せぬ事態に立ち向かう
災害に向けての看護者の重要な役割／編集部
・［メインセッション］厚生労働省・日本看護協会共催セッション「日本の健康課題と医療政策」
医療制度改革のカギは看護職に／編集部
・［メインセッション］規制
看護職による規制の変革／廣瀬千也子
・［JNAセッション］病院から地域へ
日本の医療の最前線に位置する訪問看護／村嶋幸代
・［シンポジウム］津波シンポジウム
災害支援活動のあり方について／漆崎育子
・［メインセッション］看護師の人員配置：業務量と報酬
正当な評価による報酬を／熊谷雅美
・［規制会議］
一般市民を守れ―最善の看護実践の規制／永池京子　

◆特集2

外国人患者と医療通訳の現状と課題

・［解説］
外国人患者の医療と通訳
レベル1から始まる医療通訳／稲沢正士

・［報告看護部の立場から］
看護部と専任通訳職員との連携
他施設とのネットワークづくりも必要／細井陽子

・［報告通訳関係者の立場から］
外国人患者受診時にパートナーとなる
「通訳者」への通訳環境整備を／高嶋愛里

・［事例］
医療通訳普及に向けて
神奈川県医療通訳派遣制度構築事業／松延恵

◆JNA／日本看護協会
・会長の手帳／久常節子
・専務理事からのワークリポート／菊池令子
・常任理事のマンスリー通信／楠本万里子、廣瀬千也子、小川忍、永池京子、井伊久美子
・TOPICS／竹内百合子
○「2007年度当初の看護職員確保に関する緊急アンケート」報告
・TOPICS／別府真理子
○厚生労働省「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」について
・ICNの動き／戸田登美子
・ICMの動き／常田裕子
・各県協会長だより：奈良県／新納京子

◆綴じ込み小冊子
ICN横浜大会開催記念［保存版］
2007年CNR・ICN学術集会

◆かお
・豊岡千亜紀さん
看護師の目線で小児虐待に対応する
埼玉県立小児医療センター小児虐待対応チーム（CAAT）メンバー／看護師

◆SCOPE
・医療機関経営と看護ヒューマンパワー創出

◆連載
・病院で働くスペシャリスト（3）渉外室長
医療者を守ることが患者さんを守ることにつながる
／横内昭光さん
・ドラマの中の医療者（2）
最後のナイチンゲール／浅井篤、田上美季
・武弘道の「病院というところ」（22）
病院とホテル／武弘道

◆JNA INFORMATION
・都道府県ナースセンター研修・講習会　受講生募集
・日本訪問看護振興財団　平成19年度研修のご案内
・平成19年度　日本看護協会教育計画（応募期間8月分）
・今からでも間に合う！　日本看護協会教育計画

◆コラム
今月のことば　ランド／太田光代
・厚生労働省の動き／小野太一
・このひと月／大日方公男
・書評のページ／山嵜絆、白浜雅司、松月みどり
・視点・・編集委員の目／西村晶子

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