- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2013年11月発行
- 978-4-8180-1712-2
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
看護が支援して実現する
グループホームでの“看取り”
今年発表された厚生労働省研究班(代表研究者・朝田隆筑波大学教授)の調査では、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は15%とされ、2012年時点で462万人に上ると推定されました。高齢者人口の増加で、今後、ますます認知症の人が増える中、認知症高齢者グループホームに期待される役割は、さらに大きくなっていくことが予想されます。また、グループホームでは2006年4月の介護報酬改定で「医療連携体制加算」が新設されたことにより、看護師の訪問が評価されるようになりました。看護師の支援を受けられるこの加算をきっかけに、近年、看取りに取り組むグループホームも増えてきています。
「総論」ではグループホームでの看取りについて“看護”の役割を整理し、チームケアのあり方について解説していただきます。次に、訪問看護の先駆者の1人である宮崎和加子さんに、グループホームの運営に携わって発見した新たな学びを振り返っていただき、グループホームで活動を行う看護師に向けての「メッセージ」もいただきます。「事例」では、訪問看護ステーションとグループホームの連携により実現した看取りを、訪問看護師、グループホームの看護師それぞれの立場から報告していただきます。
入居者・家族はもちろん、看護職・介護職の満足にもつながるグループホームでの看取りに取り組んでみませんか。