- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2019年02月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
DiNQL活用に向けて
労働と看護の質向上のためのデータベース事業
2018年度で7年目を迎えた「労働と看護の質向上のためのデータベース(Database for improvement of Nursing Quality and Labor:DiNQL)事業」。中小規模病院から大規模病院まで、さまざまな機能を持つ病院で活用されており、2018年度は570病院5098病棟が参加しました。
本特集では、DiNQL事業の現状と課題、今後の展望を概説した上で、これまで蓄積されたデータの中から、褥瘡推定発生率や転倒・転落発生率などに関するデータや、2018年度に新たに追加されたデータ項目である外来に関するデータを示し、質改善の成果や外来の看護提供体制等について分析結果を解説します。さらに、DiNQLデータ活用事例の優れた取り組みを紹介します。
★DiNQLは日本看護協会の登録商標です。本特集中ではⓇを省略しています。
特集2:
スペシャリストやチームに依存しない!
1人ひとりが取り組む認知症看護
認知症ケア加算算定の取り組みによって、認知症ケアチームができマニュアルが整備されるなど、体制は整ってきたものの、身体拘束の減少など、質の向上については、まだ課題があるとされています。体制が整ってきた中で、それを結果につなげていくには、認知症のスペシャリストや研修参加者だけでなく病棟看護師1人ひとりの知識の向上と取り組みの変容が必要とされています。
特集では、認知症看護の現状を調査結果などから概観するとともに、本当の意味で質向上につながる取り組みについて考えます。