- 釜英介 著
- B5 184ページ (判型/ページ数)
- 2004年04月発行
- 978-4-8180-1069-7
本体価格(税抜): ¥2,200
リスクマネジメントといえば、「リスクの把握・分析・対応・評価」という枠組みが浮かんできます。病院の専任リスクマネジャーである著者は、リスクマネジメントが有効に機能するには、事故をなくすのではなく、組織を変革させ、事故を起きにくくすることだと述べています。すなわち、現場の“人”を育て、組織全体が変わっていく形のリスクマネジメントといえます。
本書では、そのために独自に開発した現場教育(OJT)プログラムを紹介しながら、そこで得られる体験の共有こそが生きたリスク学習となり、個々の「リスク感性」が磨かれ、ひいては組織が育っていくことを具体的に示しています。
現場の看護職の方々、管理職、医療職一般の方にぜひお勧めしたい1冊です。