- A4変型 88ページ (判型/ページ数)
- 2002年12月発行
- 978-4-8180-0957-8
本体価格(税抜): ¥982
日本では戦後、病院と病床数の増加、また健康保険の確立により入院治療が急速に広がりました。しかし、医療費の高騰による健康保険財政の危機が叫ばれ、入院や薬にかかる費用を削減しようという動きが始まり、また同時に医師や訪問看護師は患者のQOL改善のために、在宅療養を勧めるようになりました。そして、近年医療技術や器具の進歩により今まで病院でしかできなかったケアが在宅でもできるようになり、ますます在宅療養者が増える傾向にあります。特集では、今日に至るまでの主要なケア技術の変遷を提示・比較し、その歴史と最新技術を紹介します。また、在宅ケアの要となる訪問看護ステーションの開設から現在に至るまでを中心に、在宅ケアに関わるさまざまな制度の流れを解説します。