- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2013年12月発行
- 978-4-8180-1714-6
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
看護職がリードしたい!
特養でのフィジカルアセスメント
フィジカルアセスメントは、特養の看護職にとって大きな役割の一つです。
「座談会」では、特養の現場を熟知している、川崎千鶴子氏(特別養護老人ホームみずべの苑施設長)、田中涼子氏(高齢者福祉総合施設ももやま園長)、鳥海房枝氏(NPO法人メイアイヘルプユー理事/本誌編集委員)の3人に、特養の看護職がフィジカルアセスメントを行う意味や、介護職との連携のあり方についてお話しいただきます。続いて「報告」では、2つの施設から介護職とどのように連携しているか、またフィジカルアセスメントを実際のケアにどのように生かしているかをご紹介いただきます。さらに「研修報告」では、千葉県立保健医療大学が行っている「特別養護老人ホームで働く看護職のためのフィジカルアセスメント研修」の内容を紹介していただくとともに、受講者に行ったアンケートの結果から研修の効果をお示しいただきます。
フィジカルアセスメントによって、入居者の今後の状態の変化を予測し、介護職とともに適時に適切な対応ができるよう、施設全体をリードしていきましょう。
特集2:
自立に向けた小児訪問看護
――療養者から生活者へ
医療依存度の高い小児が在宅で過ごすケースが増えてきています。そのような小児と家族が安心して過ごすために、訪問看護師は多機関・多職種と連携しながら支援を行っています。しかし、状態が安定してくると手厚い医療管理は必要なくなり、小児は“自立”に向けて家族とともに歩き出していかなくてはなりません。そこで訪問看護師には、小児や家族が不安なく訪問看護を終了し、生活を続けていけるような支援が求められます。
本特集では、これまで多くの小児訪問看護に携わってきた和田洋子さんに、医療依存度の高い小児と家族への支援のポイント、および今後の課題を提言していただきます。
そして、小児訪問看護を積極的に行っている2つの訪問看護ステーションの看護師に、その実際や自立に結びついた支援について報告していただきます。
小児の成長とともに支援の形を変え、訪問看護の卒業へと導いていく小児訪問看護のあり方を考え、その魅力に迫ります。