- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2014年12月発行
- 978-4-8180-1814-3
本体価格(税抜): ¥1,200
特集1:
その人らしい生活を守るための
特養での“生活リハビリ”
入居者のほとんどが要介護度の高い超高齢者である特養においては、入居者に対する身体的なリハビリによる機能改善にあまり大きな期待はできません。しかし、日常の生活行為ができることを重視し、機能訓練室ではなく日常生活の中で行う“生活リハビリ”によって身体機能の低下を予防し、最期までその人らしい生活を送れるように支援することは大切です。
「総論」では、生活の場である特養で専門職に求められるのは、それぞれが持つ専門的知識を生かして障がいや認知症のある高齢者を生活の主体に据えることであり、そのための具体的技術が生活リハビリであることを説明します。続いて「各論」では、移動・排せつ・食事・コミュニケーションという場面ごとの生活リハビリの実際とポイントを紹介します。
皆さんの施設でも、その人らしい生活を守ることをめざして“生活リハビリ”に取り組んでみませんか?
特集2:
日野原先生からのメッセージ 3
“訪問看護が日本のナースを変える”
連載「日野原重明の“一緒に学ぶケアカンファレンス”」の最終回(2014年6月号)のインタビューで、日野原重明先生は「訪問看護こそ日本のナースを変えるきっかけになってほしいね」と、訪問看護師に大きな期待を寄せていることを明言しました。
そんな日野原先生がリードする形で2003年1月号に始まった同連載は、読者の皆さまから大きな支持を得て、10年以上続きました。日野原先生を中心に、利用者のよりよい生活を実現するために懸命に知恵を絞る多職種によるカンファレンスは、学びの宝庫だったといえます。
本特集は、2006年9月号、2009年1月号に第2特集として掲載した「日野原先生からのメッセージ」の第3弾。第53回から第75回のカンファレンスでの日野原先生の言葉から、選りすぐりの12編をお送りいたします。