- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2015年09月発行
- 978-4-8180-1890-7
本体価格(税抜): ¥1,200
特集1:
感染症の予防と発生時の初動
──集団感染予防は健康維持・向上から
高齢者ケア施設における集団感染は、時に複数の死者が出るほどに危険なものです。そのため、施設の職員は集団感染を起こさないよう十分に備えているはずですが、施設における集団感染のニュースが報じられない年はありません。集団感染はどこの施設でも起こり得るものといえるでしょう。
本特集の〈総論〉では、集団感染を起こさないための備え、施設で気をつけるべき感染症とその感染経路、感染経路を断つ方法のほか、万が一、感染症が発生したときの拡大防止策などについて概説。〈解説〉では、早期発見と適切なケア、嘔吐物の処理など、具体的な集団感染防止のポイントや看護職が果たすべき役割を紹介します。最後の〈報告〉は、実際に集団感染を経験した看護職によるレポート。集団感染発生時の様子や当時の対処法、そして現在行っている集団感染対策には、たくさんの学びがあるでしょう。
これからやってくる冬に向けて、本特集を基に感染症対策を講じ、そして、もし施設内で感染症が発生しても、慌てずに対応できるよう十全に備えておいてください。“備えあれば憂いなし”です!
特集2:
認知症予防のために!
今日から始める回想法
子どものころ・若いころのことを話しているときの高齢者の表情は、とても生き生きしている——このような傾向があることを肌で感じている看護職は、日々のケアに回想法を自然に取り入れているのではないでしょうか。一方、回想法のよさを知りながら、なかなか始められない方もいるかもしれません。
本特集は、「回想法を始めてみたい」と考える回想法初心者が、“今日から”回想法を始められる内容をめざしました。
〈総論〉では、回想法の基礎と実践のポイントを学べます。続く〈報告〉では、地域で回想法を活用する看護職3人の実践を取り上げました。
〈総論〉の最終ページには、回想法にぴったりの写真とともに、導入の言葉や回想のヒントを掲載。さっそく使える回想法の小道具なので、ぜひ、活用してください。