- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2015年11月発行
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
地域包括ケアの展開に向けて
高齢者ケア施設での看護を知る
2014年に「医療介護総合確保推進法」が成立し、“2025年”を目処に進んでいる地域包括ケアシステムの構築。その実現のためには病院看護職を含むすべての看護職が、地域の住民、特に高齢者がどのような暮らしをしているのかを把握しておく必要があります。
本特集では病院看護職が病院と地域の連携をさらに推し進められるように、高齢者が暮らす主な施設から、その特徴と看護職の役割、今、力を入れている活動などを紹介していただきます。また、日本看護協会の齋藤訓子常任理事には、地域における看護の機能強化と発展をめざして2011年に立ち上がった「看護師職能委員会Ⅱ(介護・福祉関係施設・在宅等領域)」の役割と現在までの成果を紹介していただきます。
特集2:
訪問看護経験のある退院調整看護師に聞く
退院調整力の高め方
2014年度診療報酬改定で「在宅復帰率」の導入や「地域包括ケア病棟」の新設等がなされ、臨床から地域への切れ目のないサポートへの期待がますます高まっています。
特集2では、訪問看護経験を生かして退院調整に取り組む4人の看護師にそのコツをうかがいます。また、それぞれの病院と連携している在宅医や訪問看護師には在宅療養における退院調整の意義を教えていただきます。「関連論考」では、日本看護協会が考える退院支援・調整の課題や、2016年度診療報酬改定に向けての厚労省への要望などについて解説していただきます。