- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2016年12月発行
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
小児在宅医療を強くする
真の地域包括ケア構築に向けて
本来の地域包括ケアは、高齢者だけが対象ではありませんが、必要性が高い高齢者を対象としたシステムの整備が先に進められ、小児などはその土台の上にあらためて構築する方針が示されています。一方、試行事業として行われていた小児等在宅医療連携拠点事業は、2015年度より地域医療介護総合確保基金を活用して行われるようになり、いよいよこれから小児も含めた真の地域包括ケアシステムの整備が進んでいくことが期待されています。
本特集では、小児の地域包括ケアの現状をまとめ、NICU/GCU退院児等の地域連携に先進的に取り組む事例から、今後の方向性を探ります。
地域包括ケアシステムでは市民と専門家がつながり、支え合うまちづくりが求められています。「育児と介護の同時進行」「過疎化の進む中での高齢1人/2人暮らし」など、人々の生き方や地域によって必要な支援内容もさまざまです。
特集2ではこれらの多様なニーズに応えるために、生活支援や地域づくりに関連する活動をしている市民の皆さんから活動内容を紹介していただいた上で、「看護職には地域の中で自分たちの活動とどのようにつながってほしいか」などのメッセージを述べていただきます。