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訪問看護が支える 在宅ターミナルケア

  • 一般社団法人全国訪問看護事業協会 編
  • B5 272ページ (判型/ページ数)
  • 2021年02月発行
  • 978-4-8180-2327‐7
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本体価格(税抜): ¥3,400
定価(税込): ¥3,740
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「最期まで家ですごしたい・・・」そんな療養者と家族の希望をかなえ支えるために、訪問看護師が知っておきたい実践的知識をまとめました。

好評書「訪問看護が支える がんの在宅ターミナルケア」を全面的に見直した改題・改訂版!
がんに加えて、非がん疾患への支援や、意思決定支援(ACP)、がん疼痛アセスメントの実践、看取りなどを追加しました。
訪問看護師必携の1冊です。


第1章 在宅医療の推進とターミナルケアの動向、そして訪問看護師への期待
第2章 ターミナルケアのキーワード
第3章 ターミナルケアにかかわる法的知識
第4章 在宅ターミナルケアのプロセス
第5章 在宅におけるがん疼痛コントロール
第6章 在宅における症状緩和 
第7章 エンゼルケアの実践
第8章 意思決定を支える入退院支援:病院と地域の連携
第9章 看取りを支える町づくり


わが国の平均寿命は世界最高水準で、2025 年には団塊の世代がすべて後期高齢者となります。そして、2040 年頃には団塊ジュニア世代が65 歳以上の高齢者となり、高齢者人口がピークを迎え、現役世代(生産年齢人口)が急激に減少し、超高齢化とともに多死時代を迎えます。
一方、「治す医療」から「治し支える医療」への転換や、2018 年に4 度目の改訂版が出された「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」においては、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の概念が盛り込まれるなど、在宅ターミナルに対する環境は、急速に変化しています。
最期の時まで、その人らしい人生をその人の選択した地域(場所)で、生活できることを「地域包括ケアシステムの構築」として、さまざまな地域で推進されています。その中で訪問看護師が地域の文化や特性に合った新たな役割を創造しています。対象者は、高齢者のみならず、「地域共生社会」という概念も追加されました。社会構造や人口、暮らしの変化をふまえ、制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、そして地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人との資源が、世代や分野を超えて繋がることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会が目指されています。
そして、2020 年に感染拡大した新型コロナウイルス感染症により、さらに自身の人生をどのように歩んでいくかを考える機会となりました。
このような激動の世の中で、訪問看護師は、ACP に基づき、一人ひとりの人生に寄り添い、知識や技術に裏打ちされた緩和ケアや支援を提供しています。本書は好評をいただいた『訪問看護が支える がんの在宅ターミナルケア』を全面的に見直し、改題・改訂をいたしました。本書において、訪問看護師のさまざまなケアの実践智を明確にしました。また、地域における支援チーム、医師やケアマネジャー、ヘルパーや他のサービス提供者の人々との連携や、医療機関の看護師との看看連携など多くの実践事例も掲載しました。本書が心のこもった支援の一助になることを願っております。

令和3 年2 月
一般社団法人全国訪問看護事業協会副会長 高砂 裕子

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