- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2021年09月発行
- 978-4-8180-2321-5
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
「聞く」「話す」機能に 障害がある人へのケア
「聞く」「話す」機能が障害されると、「うまく話せない」(うまくコミュニケーションがとれない)ことがあります。本特集では、その背景にある脳血管障害・頭頸部がん・難聴を取り上げ、発生機序やアセスメントのポイントを解説。さらに、訪問看護師が言語聴覚士と連携してケアを実践し、利用者やその家族のコミュニケーションを支援した事例を報告します。
また、令和3年度介護報酬改定において、リハビリテーション・機能訓練等に関する加算の算定要件とされている計画作成や会議について、リハビリ専門職などが必要に応じて参加することが明確化されるなど、多職種連携がますます重視されています。そこで、「うまく話せない」利用者に対して、言語聴覚士が行う言語機能の回復訓練についても紹介します。
「うまく話せない」原因を適切にアセスメントし、よりよいコミュニケーションがとれるよう、本特集をご活用ください。
従来、労働契約が30日以内の「日雇派遣」は一部の業務を除き原則、禁止されていましたが、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(労働者派遣法)の改正により、本年4月から看護師の社会福祉施設等への「日雇派遣」と、へき地の医療機関への派遣が可能となりました。社会福祉施設等においては慢性的な人手不足が課題となっており、「日雇派遣」はそれを解消する1つの手段ともいえますが、医療の質低下を懸念する声も聞かれます。
本特集では、労働者派遣法の改正内容や現場に求められる対応等を整理した上で、高齢者ケア施設や障がい者支援施設における課題や今後の展望を示します。併せて、派遣される看護師が理解しておくべきことについて解説します。