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ナイチンゲール生誕200年記念出版

[ナイチンゲールの越境]06・戦争

ナイチンゲールはなぜ戦地クリミアに赴いたのか

  • 玉井史絵・石川一洋・森田由利子・杉浦裕子・丸山健夫・小宮彩加・中島俊郎・大田垣裕子・金沢美知子 著
  • 四六 184ページ (判型/ページ数)
  • 2022年02月発行
  • 978-4-8180-2390-1
本体価格(税抜): ¥2,000
定価(税込): ¥2,200
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あなたたちをクリミアの墓に残したまま帰ってしまった、とても悪い母だった。

歴史上初の「世論」が戦局を左右した戦争と言われているクリミア戦争。遠く離れた本国の人が新聞報道で戦地の状況を知り、それに対する意見を述べ、それが大きな世論となって政局を動かすこともあった。ナイチンゲールがヒロインとなったのも、この世論が大きく関係している。悲惨極まりない戦地の病院で負傷兵の看護に邁進したナイチンゲールを、人々は「クリミアの天使」と崇めた。しかし本人は、多くの兵士を死なせてしまったことに深い自責の念を抱いていたのだった。
本書は、クリミア戦争でのナイチンゲールの活躍だけでなく、当時の政治・社会・経済・文化的背景など様々な側面に焦点を当てて考察した本で、歴史好きの方にもおススメ。


クリミア戦争はどのような戦争だったのか……玉井史絵
ナイチンゲールはなぜ戦地に赴いたのか─そのまなざしを追って……森田由利子
「ランプを持つ貴婦人」の誕生……杉浦裕子
時を超えるナイチンゲールのメッセージ─ヴィクトリア女王勅撰委員会報告……丸山健夫
「タイムズ」紙と戦争ジャーナリズム……小宮彩加
アレクシス・ソイヤーとナイチンゲール─フランス人シェフによる戦地の食事改善……中島俊郎
もう一人のクリミアの天使─メアリー・シーコール……大田垣裕子
クリミア戦争とトルストイ─作家という残酷な生き物……金沢美知子
[コラム]クリミア半島─共存と争いの歴史……石川一洋


ナイチンゲールといえば「クリミア戦争」を連想する人は多いでしょう。クリミア戦争は、ヨーロッパと中東地域の様々な政治的、文化的、 社会的要因が絡み合った近代戦争の先駆けであり、また、歴史上はじめて「世論」が戦局を左右した戦争と言われています。戦地から離れた本国の人びとが新聞報道を通じて戦況を知り、それに対する意見を新聞の投書欄に投稿する。やがてそれが大きな世論を形成して、ついには内閣を総辞職に追い込むことさえありました。
ナイチンゲールが時代のヒロインとなったのも、この世論が大きく関係しています。彼女は悲惨極まりない状況だった戦地の野戦病院で、典型的な官僚組織である陸軍を相手に、状況改善に邁進しました。それまで見捨てられていた負傷兵にとって、ナイチンゲールが天使に思えたのも不思議ではありません。ただ、それが寓話化されて本国に広がり、「英雄」に祭り上げられたことに、本人は複雑な思いだったようです。なぜなら、多くの兵士を死なせてしまったことに深い自責の念を抱いていたからでした。
本書では「ナイチンゲールとクリミア戦争」について、当時の政治状況や社会状況をはじめ、様々な側面に焦点を当てて、考察します。  (編集部)

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