- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2022年02月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
タスク・シフト/シェアが看護業務に及ぼす影響
現在国は、2024年4月の医師の時間外労働の上限規制の適用開始に向けて、医師から他職種へのタスク・シフト/シェアを強く推進しています。2021年9月30日の通知「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について」では、看護師に対して、「包括的指示による薬剤の投与、採血、検査の実施」等が現行制度下で推進すべきものとして挙げられ、今後、看護職の業務にさまざまな影響を与えていくことになります。
本特集では、タスク・シフト/シェアを進めていく上での日本看護協会の方針や現行の制度や法律の解説を行い、タスク・シフト/シェアに向き合い、安全かつ適切に取り組んでいる好事例を紹介します。
医療・看護・介護分野での情報通信技術(ICT)は日々発展しており、看護職は、病院情報システムなどの賢いユーザーであるだけではなく、ケアの質向上に向けて、各種システムからデータを抽出、分析し、活用することが求められています。
データをケアに生かすには、データを活用する目的(何を改善したいのか)を明らかにしなければなりません。その上で、収集すべきデータを精査し、分析する必要があります。しかし現状では、データ収集が目的化してしまい、ケアの質向上に有効に生かせていないケースも見受けられます。
特集では、看護に関連するデータを収集・分析し、ケアの質向上に利活用するための方法を紹介します。