- 野嶋佐由美・渡辺裕子 編集
- A4変 152ページ (判型/ページ数)
- 2007年08月発行
- 978-4-8180-1284-4
本体価格(税抜): ¥2,500
特集1:
特集:リハビリテーションにおける家族看護
家族の誰かが深刻な疾病や障害を負うと、多くの家族は「障害をもつに至った患者と、どのように新たな生活を構築していくのか」という厳しい課題を突きつけられます。しかも、医療技術の進歩によって救命率は著しく上昇しており、重度の障害を有し、長期にわたってリハビリテーションを必要とする人々は増えつつあります。一方、家族のケア機能は低下が指摘されており、リハビリテーション分野における家族看護は、その必要性を増すばかりです。
今回の特集では、リハビリテーション分野における家族看護の基本を踏まえた上で、家族のもつ力をいかにアセスメントし、家族との関係性を構築し、情緒的なサポートを行いつつ、教育的アプローチを行うのかといった、ケアのプロセスに応じた援助のあり方を述べます。
また、先天障害をもつ子ども、脳血管障害患者や精神障害者、視力障害者など、患者や障害の特性に応じたリハビテーションに焦点を当て、家族看護のポイントを解説します。