- A4変 104ページ (判型/ページ数)
- 2011年09月発行
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
さまざまな形のエンドオブライフ
慢性疾患の最期を支える看護
がんについての終末期看護の文献は数多くあり、そのケアのあり方はずいぶん周知されるようになってきました。一方、がん以外の疾患が主たる原因で最期を迎える患者も、がんと同じく、終末期には治療よりQOLを高める視点での看護が必要となりますが、そのケアについて述べられたものは多くありません。
本特集では、慢性疾患の終末期像を概観するとともに、各疾患のナーススペシャリトにQOLを高めるためのケアのあり方と、今後の課題についてご提言をいただきます。
特集2:
NT special 1 退院支援・退院調整
入院前から退院後まで 患者を支え続ける“PFM”システム
東京慈恵会医科大学附属青戸病院では、患者の入退院を適切にコーディネートする“PFM”システムを導入しています。このシステムは、患者の一連の治療環境をマネジメントするもので、外来通院時より入院中・退院後の生活も視野に入れた生活指導・退院調整で、患者参画型の医療を実現しています。今月のNTspecial1では、このPFMの取り組みを特集します。
地域の看護師からの報告は、仙台市で医療依存度の高い人も利用できるデイサービスを運営する「在宅緩和ケア支援センター“虹”」の中山康子さんから、“虹”の取り組みを通して、“看護師が地域のケアの場を創ること”の意義について語っていただきます。
退院調整看護師のエッセーは、東京女子医科大学病院の田中優子さんからのメッセージです。