- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2019年06月発行
- 978-4-8180-2146-4
本体価格(税抜): ¥1,400
厚生労働省の調査によると、2017年度の高齢者への虐待判断件数は、在宅等での家族・同居人によるものが1万7078件(前年度比4.2%増)、要介護施設従事者等によるものが510件(同12.8%増)に上りました。訪問看護師は療養の場を定期的に訪れる専門職として、高齢者への虐待やその予兆に気づき、防止・改善に取り組む役割が期待されています。
本特集では、在宅療養する高齢者への虐待の実態と訪問看護師に求められる対応を明らかにするとともに、事例をとおして虐待やその予兆の発見・改善への取り組みを報告。さらに、虐待の予防・発見に不可欠な家族のアセスメントについて解説します。
特集2:
看護小規模多機能型居宅介護の安定的な運営
看護小規模多機能型居宅介護は制度創設から7年がたち、「医療ニーズの高い利用者が自宅で過ごせる」「利用者のADLが向上する」などが評価されています。
しかし看多機は、黒字経営となっている事業所がある一方で、利用者を確保できずに赤字経営となっているところもあります。
本特集では、看多機の利用者像・利用者への効果・介護報酬での評価や課題などを整理した上で、安定的な運営を行う際のポイントを紹介。さらに、営利法人・医療法人・NPO法人の設置主体の異なる看多機が、利用者確保や多職種の連携、ケアプラン立案などのポイントについて報告します。
読者の皆さんも、自事業所の安定的な運営に向けて、本特集を参考に地域から求められている役割や課題について考えてみてはいかがでしょうか。