- 田辺けい子 執筆
- A5 64ページ (判型/ページ数)
- 2019年10月発行
- 978-4-8180-2212-6
本体価格(税抜): ¥750
無痛分娩において、「助産」の専門性は発揮されているのか/しうるのか。
日本においても増加傾向にある無痛分娩。一方で、「出産に伴う痛み」を回避することへの忌避、「自然」な出産をよしとする価値観は根強く存在します。無痛分娩に向けられるまなざしは、出産の痛みや女性、女性の身体に対する日本人の考え方や文化を映し出しているともいえます。本書では、著者の研究成果をもとに、さまざまな立場の当事者の言説も織り交ぜつつ、無痛分娩の現場を丁寧に描き出すことで、それらを読み解くとともに、これからの医療やケア、家族のあり方などを考察します。医療がご専門でない方にもおすすめです。