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コミュニティケア 2024年11月号

343号(Vol.26, No.11)

  • A4変 80ページ (判型/ページ数)
  • 2024年10月発行
  • 978-4-8180-2751-0
本体価格(税抜): ¥1,600
定価(税込): ¥1,760
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特集1:

食べることをやめるとき

人生の終末期、人は誰しも食べることが難しくなります。そのとき、訪問看護師は療養者に向き合いながら、「本当に経口摂取をやめる必要があるのか」「食べられなくなることを家族にどう伝えればよいのか」などの難しい判断や対応が求められます。さらに「死んでもいいから食べたい」と療養者本人に言われた場合には、倫理的配慮を踏まえた早急な対応が必要です。

本特集では、これら「終末期における食べること」の課題について、看護の視点から考えました。論考では看取り期の「食べる/食べられない」の判断、「食べることをやめる」ときの家族への伝え方、「死んでもいいから食べたい」と言われたときにできるケアの実際について述べます。また、「食べることをやめる」ときの3つの事例と、意思決定支援の資料として、誤嚥性肺炎で入院した高齢者の退院後の長期予後の実態を紹介します。

食べるための身体機能が失われてしまったとしても、療養者やその家族がやむを得ずではなく、自らの意思で「食べることをやめる」選択ができるよう、訪問看護師ができる支援とは何か。その可能性と希望を見いだしていただければ幸いです。


●特集 食べることをやめるとき
〈論考1〉看取りを見据えた「食べられる/食べられない」の判断/清水 奈穂美
〈論考2〉「食べることをやめる」ときの伝え方 悪い知らせの目的とは何かを考える/岡山 容子
〈論考3〉「死んでもいいから食べたい」と言われたときの考え方とテクニック/西 依見子・沼津 久美
〈報告1〉「食べることをやめる」療養者との最期の一杯/平山 司樹
〈報告2〉最期の時を幸せに過ごすための食支援/竹市 美加
〈報告3〉「食の時間」を大切にする支援/安田 和代
〈関連論考〉 誤嚥性肺炎で入院した高齢者の退院後の長期予後/本田 優希

●COLUMN
ニュース手帳/株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン Gem Med編集部

宮子あずさの気まぐれコラム 「不思議な回復」/宮子 あずさ

●SERIES
だから面白い訪問看護管理「イラストの種明かし」/林 啓子

〈新連載〉実践に役立つ 訪問看護の注目論文「認知症の家族介護者への心理的支援」/山川 みやえ・繁信 和恵・関口 亮子

基礎から学ぶ! 事例でわかる! 訪問看護ステーションの事業承継「「買い手」に聞く、事業承継の実際」/坪田 康佑

〈新連載〉暮らしは筋書きのないドラマ
「「なりわい」 人生最期の最高の他人」/なるせ ゆうせい

N.Focus「高齢者のリロケーションダメージ アイデンティティの揺らぎに着目したケアの方向性」/赤星 成子

患者の望む在宅医療を実現する退院支援 「PASセルフケアセラピィ」の活用「最新セルフケアプログラム⑧ 治療的援助関係の展開 相互作用メンタルメイトリックス」/宇佐美 しおり

行動変容をそっと促す ナッジを使ったアプローチ
「人生会議について考える」/竹林 正樹・坪谷 透

訪問の 合間に一句 詠んでみる 訪問看護“泣き笑い”川柳/津塩 昌子

精神科訪問看護へようこそ「お互いさま」の関係性」/川下 貴士・糸井 育

地域で活動する薬剤師が解説! おくすりガイド「高血圧と降圧薬」/藤井 雅裕

日本訪問看護財団からのお知らせ
行政からの委託事業「北区医療的ケア児等コーディネーター委託事業」より ほか

全国訪問看護事業協会からのお知らせ
2025年度研究助成(一般)について〜ぜひご活用ください〜 ほか

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