- A4変 104ページ (判型/ページ数)
- 2025年07月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
令和7年度 日本看護協会通常総会 全国職能別交流集会 リポート
令和7年度 日本看護協会通常総会および全国職能別交流集会は、6月11日(水)・12日(木)に幕張メッセ幕張イベントホールおよびTKP東京ベイ幕張ホールで開催されました。通常総会は、重点政策・重点事業に関する質疑応答を中心にリポート。全国職能別交流集会は、「看護の将来ビジョン2040」をテーマとした三職能合同交流集会のほか、各委員会の昨年度の活動報告および今年度の活動方針、講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどから、主な内容についてお伝えします。
日本看護協会では、病院看護職員の需給動向や労働状況などを把握するため、毎年「病院看護実態調査」を実施しています。2024年調査では、毎年調査している看護職員の離職率や給与の状況、労働環境の実態のほか、一般病棟における看護職員の夜勤状況と夜勤者の確保策、正規雇用の看護職員の多様な働き方、専門看護師・認定看護師・特定行為研修修了者の地域での活動状況、タスク・シフト/シェアの実施状況などについて調査しました。
本特集では調査結果に基づく現状や近年の推移、調査結果のポイントなどについて紹介します。
外来では、医療と介護の複合ニーズを有する高齢患者の増加、重症化予防の必要性、医療の高度化等に対応するために多岐にわたる役割が求められるようになってきました。このような中、外来看護師には、外来患者一人ひとりのニーズに気づき、地域の医療機関や介護サービスにつなげる、意思決定支援を行う、セルフケア行動の維持・向上をはかる等の在宅療養支援に取り組むことが期待されています。
本特集では、外来で在宅療養支援が必要とされるようになった背景や外来看護師の役割を解説。さらに、在宅療養支援に積極的に取り組む病院から、外来の仕組みづくりや、外来看護師の人員・時間確保、質向上、情報収集における工夫などを報告します。