- A4変 104ページ (判型/ページ数)
- 2025年10月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
2040年を見据えた看護提供体制のあり方
生産年齢人口の急激な減少と医療と介護の複合ニーズを抱える85歳以上高齢者の増加、医療資源など地域差のいっそうの拡大を受けて、日本看護協会では2040年を見据えた看護のあり方として「看護の将来ビジョン2040〜いのち・暮らし・尊厳を まもり支える看護〜」を作成・公表。さらにビジョン実現のため、人材確保の制約が増す中、看護が地域の人々の健康と生活をどのように支えるかという視点で看護提供体制のあり方を検討し、「2040年を見据えた看護提供体制のあり方」をまとめました。
本特集では、その作成の背景や、調査や研究を基に導き出した「看護提供体制のめざす方向性」を解説。さらに、新たな看護提供体制構築に向けた一例として静岡県看護協会の取り組みを紹介します。
今後、日本は少子高齢化がいっそう進み、2040年には年間死亡数が167万人とピークに達し、全国的には、在宅・施設サービス利用者数もピークを迎えることが予測されています。さらに気候変動により健康被害・感染症拡大、多様な災害の発生のリスクが高まっています。このような社会情勢や環境の変化に対応し、継続的に質の高い看護を提供するためには、スペシャリストに加えて、ジェネラリストがさまざまな場でその力を十分に発揮することが期待されます。
本特集では、これからの日本においてジェネラリストにどのような活躍が求められるのかを説明した上で、ジェネラリスト自身が自ら育つ組織のあり方を示します。さらに、病院・地域におけるジェネラリスト育成の実際について報告します。