- 1999年12月発行
- 978-4-8180-0725-3
本体価格(税抜): ¥6,873
在宅看護の制度は、最初から存在したわけではなく、第一線の看護職者が目の前の療養者のニーズに応えようと手探りで創ってきたものです。それが社会のニーズに見合い、人々に受け入れられ、徐々に社会的に認知され、法律が整備されて経済的保証も得られるようになってきたのです。
この巻では、訪問看護の開拓の歴史を紹介するとともに、4つのタイプの訪問看護の提供機関についての法律や財源に関する解説をします。同時に、看護職者の手で24時間提供体制の在宅ケアシステムを作り上げてきた滋賀県水口町をモデルに、各機関が地域ケアシステムに具体的にどのような役割を果たしているかを解説します。