- 1999年12月発行
- 978-4-8180-0734-5
本体価格(税抜): ¥6,873
この巻では、初期の成人糖尿病患者のセルフケア能力を育成するための看護指導として、患者の看護ヘルスアセスメントをもとに症状管理の看護指導を行ない、次に病状が落ち着いてきたところで、生活歴をもとに糖尿病の身体のメカニズムと患者の身体に現れている身体反応(検査結果や患者の捉えている体調など)を生活に結びつけた看護指導、および糖尿病患者の療養の継続を支援するフォローアップができるようになることを学習目標としています。
具体的には、5つの目標をあげました。
○ 糖尿病患者の看護ヘルスアセスメントができる。
○ 糖尿病患者の症状管理の援助ができる。
○ 糖尿病患者の生活歴の聴取ができる。
○ 糖尿病患者の生活に結びつけた段階的な看護指導ができる。
○ フォローアップができる。
また、ここでは患者教育という言葉を使用せず、看護指導技術として作成しました。糖尿病患者の看護ヘルスアセスメントや患者が語った生活歴を聴きながら、患者自身が自分の身体や生活を理解できるように説明している看護職者の言葉、および患者が自分の理解したことや納得したこと、こうしていきたいということを表現している言葉に注目して、看護指導のプロセスを学習しましょう。