- 1999年12月発行
- 978-4-8180-0749-9
本体価格(税抜): ¥6,873
手術を受ける子どもは、いったいどのような体験をするのでしょうか?そのことをよく考えていただきたいというのがこの巻の主旨です。手術をした子どもが泣き叫んでいるのは、傷が痛い上身体の自由がきかず恐怖を感じているからでしょうか?身体に異常があるからでしょうか?親と会えず見知らぬ環境におかれ不安を感じているからでしょうか?このように一つ一つ原因を考慮しながら関わっていくことは非常に重要です。しかし、我々看護職者が忘れてはならないのは、子どもは心身両面の体験から反応しているというこであり、子どもが体験し反応していることを統合してイメージ化しておく必要があるということです。その上で不必要なエネルギーの消耗を軽減できるよう環境を整えながら、子どもの持っている力を最大限に引き出せるように本人や親を看護していくことが大切です。そのためには子どもに手術の説明をどのようにしておけば良いのでしょうか?また病棟・手術室・ICUなどの看護職者間はもとより、医療職者間の連携による子どもへの適切な関わりとはどのようなものでしょうか?この現実の映像を素材として理解を深めていただきたいと思います。術後の子どもや親の辛い状況やその看護場面が少ないのは、撮影することでさらに辛い状況に追い込むことを避けたかったからだということも、付け加えておきたいと思います。