- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2010年09月発行
- 978-4-8180-1488-6
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
病院・診療所からの訪問看護
――退院患者の継続療養を支える
訪問看護は医療保険と介護保険、両方から報酬を得られる特殊なサービスです。その主なサービス提供事業所として「訪問看護ステーション」があり、日本看護協会・日本訪問看護振興財団・全国訪問看護事業協会などの職能団体がバックアップしています。
しかし、病院や診療所などの“医療機関”からも、退院あるいは難病等で在宅療養している患者の自宅を看護師が訪問しています。特に介護保険においては、同じケアをしても医療機関からの訪問看護はステーションと比べて「報酬単価が低い」という患者にとって非常にわかりにくい状況があります。
それでは、訪問看護ステーションと医療機関からの訪問看護は、どこが違うのでしょうか? 医療機関からの訪問看護だからこそできる強みはあるのでしょうか? その反対に、何かデメリットはあるのでしょうか?
第1特集では、2007年に病院訪問看護科から病院併設の訪問看護ステーションに移行した聖路加国際病院訪問看護ステーション所長の押川眞喜子さんに、その経緯、それぞれのメリット・デメリットなどをうかがい、次に、病院・診療所からの訪問看護の実際を4事例紹介します。そして、最後に日本訪問看護振興財団常務理事の佐藤美穂子さんにメッセージをいただきます。
大切なのは、地域のステーション・医療機関すべての訪問看護師のネットワークづくりではないでしょうか? 本特集がお互いの特徴を理解するために役立ってくれればと思います。
特集2:
在宅輸液管理を学ぶ
――長野県看護協会の取り組み
2008年度に、長野県看護協会と長野県訪問看護ステーション連絡協議会が共催した「訪問看護研修ステップ2~在宅輸液管理」では、訪問看護認定看護師など、県内のリーダー的存在の4人の訪問看護師が企画・運営を担当し、従来の研修会とは一味変わったスタイルで行われました。
例えば、事前に県内の訪問看護ステーション管理者・従事者にアンケート調査を行って在宅輸液管理の実態を把握したり、“マニュアルの作成”を受講生への課題とするなど、訪問看護実践にすぐに役立つように内容が工夫されています。
本特集では、企画・運営担当者からの研修会の概要とアンケート調査結果についての2つの「報告」、研修の企画意図などを明らかにした「グループインタビュー」をとおして、研修会で訪問看護師が得た“学び”について考えます。