- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2011年05月発行
- 978-4-8180-1584-5
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
精神科訪問看護に取り組む!
――よりよいかかわりのために
国の精神保健福祉政策は、精神科病院で社会的入院を余儀なくされている患者たちを地域での生活に移行することをめざしています。近年、一般身体科の訪問看護ステーションにも精神科病院を退院した利用者の依頼が増えてきました。しかし、精神科看護の経験がある看護師がいない訪問看護ステーションでは、訪問することに戸惑いを感じることも多いようです。
精神科訪問看護に取り組むときの戸惑いや困難さは、なぜ生じるのでしょうか。大阪で精神科に特化した訪問看護ステーションを運営する藤田茂治さんは「精神疾患は検査データなどで客観的に評価できることが少ないために“どう接したらよいのかわからない”という不安が高いのではないか」と指摘します。その上で「精神疾患の利用者さんも、難病・ターミナル・脳梗塞などの方と同じように“心”を持っている。障害された場所が違うだけです。精神疾患をきちんと理解してかかわれば、不安は解消するはず」と述べます。
本特集では、精神科訪問看護に取り組む際の考え方や利用者とのかかわりのポイントを「総論」で整理し、川柳を使って具体的に「解説」、そして精神科看護の経験がないまま初めて精神科訪問看護に取り組んだ看護師による「報告1」、精神科に特化したステーションを開業した訪問看護師へのインタビューをまとめた「報告2」で、精神疾患の利用者へのよりよいかかわり方を探ります。
特集2:
デイサービスの看護必携マニュアル
――ケアのスタンダードを考える
デイサービスにおける“看護”の役割については、未だに「これだ!」という明確な指針・マニュアルなどが整理されていないのではないでしょうか?
本誌では、2008年6月号第1特集「デイサービスにおける“看護”」と2010年11月号第1特集「これだけはハズせない!デイサービスの“看護”」において、デイサービスで実践されるべき“看護”とは、どのようなものか、その方向性を考えてきました。
その中で、特養などの介護保険施設で行われる“長時間”のケアでありながら、訪問看護のように週に1~3回という“非連続性”のケアであるという、デイサービスの看護ならではの特徴が明らかになってきました。
そして、デイサービスの看護に求められるものを、さらに整理するために、長く実践を重ねてきたナース2人が“たたき台”となる「デイサービスの看護マニュアル」の作成にチャレンジしました。
本特集では、その“試用版マニュアル”を掲載します。感想・批評など、現場の方からのご意見をお待ちしています。