- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2011年07月発行
- 978-4-8180-1587-6
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
震災後、“地域の看護”は まず何をする?
東日本大震災の発生から4カ月。これまでにないほど甚大な被害の様子が伝わる一方で、自身が被災しながらも懸命にケアを行う現地の看護職や、各地から支援に駆けつけた多くの看護職の努力が地域を支えている活動報告もあり、あらためて看護の素晴らしさが実感されています。
震災時、地域にいる看護職たちは、まず何をしたのでしょうか? そして、これからの復興はどうなっていくのでしょうか? 「今、求められているのは訪問看護です!」と語る現地の訪問看護師の言葉からもうかがえるように、高齢者の多い被災地で大きな力となるのが“看護”です。
本特集では、被災地へ支援に向かった看護職の国会議員・山崎摩耶氏とたかがい恵美子氏からの「メッセージ」、全国訪問看護事業協会の事務局次長として、いち早く仲間たちに支援物資を届けた宮崎和加子氏の「レポート」、そしてボランティアナースとして活躍した看護職たちの「報告」などを通して、震災発生から1カ月後までの現地の様子をお伝えします。
さまざまな看護職からの声や思いを通して、震災後に“地域の看護”がまず何をするか、そして何ができるのかをみんなで考えていければと思います。
特集2:
“生活の場”の看護実践とその先にある“看取り”
施設ケアや在宅ケアの場では、かなり前から言われている「利用者の“生活”をみる」ことは、介護だけでなく看護においても大切なキーワードです。しかし、今や当たり前のように使われる“生活”の意味について、しっかり理解し、言葉で表せる看護職は果たしてどのくらいいるでしょうか?
NPO法人「全国高齢者ケア協会」の鎌田ケイ子氏は、この“生活”を看護職が正しく理解するために「ケア主導」の考え方を打ち出しました。そして、これまでの「キュア主導」ではなく、ケア主導の考え方を看護職が持つことによって、施設や在宅での看護、特に看取りの看護が十分に機能すると提言しています。これは“生活の場”の看護実践、そして、それに続く“看取り”の場において大切な指針といえるでしょう。
本特集では、施設・在宅での看護の最も基本的、かつ必要な考え方としての「ケア主導」とは何かを鎌田氏に解説していただき、その考え方をベースに実施された「特別養護老人ホームにおける看取りの実態調査」の概要をレビューします。