- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2011年10月発行
- 978-4-8180-1590-6
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
“生活の場”での感染対策
――聖路加国際病院訪問看護ステーションの実践
現在、感染対策のエビデンスとされている「スタンダード・プリコーション」(標準予防策)は、アメリカの疾病予防管理センター(CDC)から示された基本的な原則です。しかし、この原則は急性期病院を主な対象としているために、衛生材料に限りがあるなどの理由で在宅で徹底することは難しく、“生活の場”に即した感染対策の方法が求められます。
本誌では、聖路加国際病院訪問看護ステーション所長の押川眞喜子さんの企画で2005年4月号から2006年7月号にかけて、連載「これだけは知っておきたい! 在宅での感染管理」を16回にわたってお届けしました。エビデンスに基づいた感染管理の考え方を解説した本連載は、その後、加筆の上、書籍化され、在宅の現場で活用されています(33ページ参照)。ただし、基礎的な知識を網羅する必要があったため、書籍では“原則”を緩くすることはできず、編著者の押川さん自身、「この本をもとに“在宅ならではの視点”をみんなに知らせたい」という気持ちがありました。
そこで第1特集では、「インタビュー」で、押川さんに「在宅ならではの感染対策の視点」と書籍の活用法を述べていただき、「事例」で、聖路加国際病院訪問看護ステーションのスタッフの方々に、在宅でのさまざまなケースから“ここまでは押さえておきたい”感染対策のポイントを報告していただきます。
特集2:
訪問看護師のための
“5ステージ”による在宅看取りマニュアル
本誌で2006年9月号から2009年3月号まで連載された「藤原泰子の“訪問看護・在宅ケアあれこれ”」は、経験豊富な筆者・藤原泰子さんの日々の訪問看護のシーンがつづられ、ときには、制度への辛口の批評がズバリと語られる人気のエッセーでした。
連載終了とともに、藤原さんは故郷である岡山で教育者となり、自らも「訪問看護における看取り」をテーマに博士論文の執筆に集中する日々を過ごしました。
その博士論文を作成している中で、「在宅での看取りを“5つのステージ”に分けて考えると理解しやすいのではないか」と考えた藤原さんは、在宅での看取りマニュアル試案をつくりました。
第2特集では、そのマニュアル試案を転載します。「経験の少ない訪問看護師さんが在宅看取りにかかわるときに、このマニュアルを役立ててほしい」と語る藤原さん。さらによいものにするために、読者の皆さんからの意見を待っています。