- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2012年03月発行
- 978-4-8180-1632-3
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
ナースも楽しく成長できる!
小児訪問看護をはじめよう
NICUや小児科病棟が満床のため、救急搬送された妊産婦が受け入れを拒否されるなど、NICUなどへの入院が難しいことが社会問題になっています。この背景として、重症の小児患者を受け入れる地域の医療機関が少なく、退院できないために長期入院せざるを得ない状況があることが指摘されています。
小児患者と家族が安心して在宅で過ごすためには、訪問看護ステーションによるサポートが必要不可欠です。しかし、ステーションのナースに小児科経験がなかったり、抵抗感があるなどの理由で、小児患者の訪問の依頼があっても、なかなか受けることができないというステーションも少なくありません。けれども、訪問看護ステーションの利用者に年齢制限はないはずで、“地域”で暮らしている人はすべて訪問看護の対象といえるでしょう。
本特集では、まず小児訪問看護の研究に取り組んでいる及川郁子氏による「総論」で、その現状と課題を整理します。そして、小児訪問看護に積極的に取り組んでいる梶原厚子氏に小児訪問看護のポイントをうかがい、訪問看護師3人から事例を報告していただきます。最後に重度心身障がい児者レスパイトケア施設を運営し、小児在宅ケアに熱心に取り組んでいる?橋昭彦医師に、地域での課題と訪問看護師への期待を述べていただきます。
小児在宅ケアの“要”は訪問看護師です。在宅で暮らす小児患者とその家族を支えるために、訪問看護師がすべきことを考えます。
安全・安心なケアを提供するには、個々の看護職が専門職として知識や技術を向上していくことが欠かせません。そのためにも最新知識を学べる機会として“研修”の活用が望まれます。しかし、高齢者ケア施設等に勤務する看護職からは「病院看護師を対象とした研修ばかり多くて、施設看護職が求める内容の研修が少ない」という声があります。これは「どこで」「どのような」研修が開催されているのかが広く周知されていないことにも要因があるのではないでしょうか。
本特集では、施設看護職向けの研修講師を数多く務める川崎千鶴子氏から、制度等の変化に即した知識や技術を身につけることの大切さと施設看護職が研修の開催情報を得るための手がかりについて「メッセージ」をいただきます。続く「報告」では、施設看護職向けの研修を開催する3団体の企画担当者が、主な内容・企画意図・参加者に求める効果などの概要を紹介します。そして、これらの研修参加者から感想と研修情報を得るための工夫を述べていただきます。
看護職が継続的に学ぶために“研修”は不可欠。その活用の“ヒント”を考えます。