- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2012年07月発行
- 978-4-8180-1637-8
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
オムツに頼らず快適性を追求!
尊厳ある排泄ケア
疾患や加齢によって身体機能が低下している高齢者のケアは、本人の自立心・自尊心への配慮が求められます。特に、人間としての尊厳に深くかかわる排泄(排尿・排便)ケアは、本人が自立して排泄するための支援が大切です。
「ケアホーム西大井こうほうえん」施設長の田中とも江さんは、病院勤務時代から長年、高齢患者の治療に伴う身体拘束廃止に取り組んできたことがきっかけで、現在は“オムツに頼らない排泄ケア”啓発のための講演会や研修講師として全国を飛び回っています。田中さんは「高齢者ケア施設では生活を支えるケアを見直すことで自立して排泄できる人が多いにもかかわらず、安易にオムツが使用されている。本人の意思によらないオムツの使用は“身体拘束”に当たる」と指摘し、自立した排泄支援の必要性を提唱しています。
そこで本特集では“尊厳”と“快適性”をキーワードに、オムツを「減らす」「外す」ことを実現する排泄ケアについて、高齢者の尊厳を守り、快適性を追求するためにめざしたい排泄ケアの基本を「総論」で紹介し、「Q&A」で排泄ケアにまつわる「よくある誤解」の例とともに正しい知識を述べていただきます。「解説」では理学療法士の視点から、自立した排泄を助けるための移動介助・移乗介助のポイントを紹介します。「報告」では排泄ケアに意欲的に取り組んでいる3カ所の高齢者ケア施設から事例を報告していただき、“その人”らしい生活のための排泄ケアの実際を考えます。
特集2:
在宅・施設のナースが考えたい!
“生活の場”でのリスクマネジメント
在宅や施設など“生活の場”でのリスクマネジメントは病院とは異なるのではないか??と考えて、宮崎和加子さんは2002年に『在宅ケアにおけるリスクマネジメントマニュアル』を発刊しました。
そして、10年経過し、今、訪問看護の現場で第一線に立つ4人の仲間と新たに『在宅ケア リスクマネジメントマニュアル』をつくりあげました。企画から1年半、5人のナースは20回以上も集まり、時には泊まり込んで合宿も行い、事例を出し合い、分析し、リスクへの対処法を考えたのです。
本特集では、その5人の執筆者による座談会で、“新マニュアル”のねらい、“生活の場”におけるリスクマネジメントへの思いなどを語っていただきます。内容の紹介と、いち早く“新マニュアル”を手にした訪問看護ステーション管理者と看護職ケアマネジャーからの感想もいただき、“新マニュアル”の概要に迫ります。