- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2012年08月発行
- 978-4-8180-1638-5
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
在宅・施設の看護職を日本看護協会が支援!
注目したい“看護師職能委員会2”
日本看護協会では、これからの超高齢・多死社会を見据え、高齢者ケア施設や在宅ケアに携わる看護職に、現場の課題やニーズを届けてもらう仕組みをつくるため、“看護師職能委員会2”を創設しました。
これは、平成23年に既存の「看護師職能委員会」を2つに分け、1を「病院領域」、2を「介護・福祉関係施設・在宅等領域」として活動を開始したものです。介護施設の看護職を対象にした「系統的な研修プログラム」の作成や、都道府県での介護・福祉関係施設で働く看護職のネットワーク形成をめざした取り組みなど、今、各地で多様なアプローチが展開されています。
本特集では、日本看護協会常任理事で看護師職能委員会2委員長の齋藤訓子氏が「メッセージ」で看護師職能委員会2創設の経緯と活動の概要について紹介。続いて、東京都・福島県・静岡県・長野県の看護協会が、各地の看護師職能委員会2の取り組みについて「報告」。そして、今年が初開催となった「全国看護師交流集会2」の概要をレポートします。
日本看護協会が行う介護・福祉関係施設・在宅等領域の看護職への支援に、ぜひ注目してください。
特集2:
こうすればうまくいく!
病院退院支援部門との連携
診療報酬・介護報酬のダブル改定でも強く打ち出された「病院→在宅」へのスムーズな連携の必要性。そのために重要になってくるのは、地域連携室など病院の退院支援部門の働きです。利用者を受け入れる訪問看護側にとっても、退院支援部門とのよりよい連携は、利用者・家族の望む生活を実現するために不可欠なものといえるでしょう。
本特集では、当社の臨床ナース向け月刊誌『ナーシング・トゥデイ』で、2010年1月号から毎回16ページで展開している“退院支援・退院調整スペシャル”の編集アドバイザーを務める宇都宮宏子さんと三輪恭子さんに「退院支援部門に訪問看護がどうアプローチするか」を語っていただきます。共に訪問看護を経験し、「病院を変えなくては!」の思いで退院調整看護師となったお2人のアドバイスから決定的なアプローチの仕方が導き出されました。
続いて、訪問診療専門の在宅医師・小森栄作さんからのメッセージでは、訪問看護師が「退院前カンファレンス」に参加することの重要性が見事に整理されています。
利用者の“生活”を支えるには、まず訪問看護が積極的に動くこと。訪問看護師に期待される役割はますます増えています。