- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2012年11月発行
- 978-4-8180-1641-5
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
特別養護老人ホームへの訪問看護
——その効果と可能性
今、特別養護老人ホームは“終の棲家”として施設内での看取りを期待されています。しかし、年々、医療依存度の高い利用者が増えており、特養における医療の重要性がクローズアップされてきました。そこで、注目したいのが地域の訪問看護ステーションです。特養入居者・ショートステイ利用者などに“生活を支える看護”のスキルを持つ訪問看護師の支援が入ることで、入居者・利用者は安心・安寧な日々を過ごすことができるはずです。ただ、実際には両者の連携は進んでいない現状にあります。
そのような中、平成23年度老人保健健康事業推進費等補助金による「特別養護老人ホームへの訪問看護サービスの安定供給のための調査研究」が、群馬県内で6組の特養と訪問看護ステーションのペアをつくり、4カ月の訪問を行うモデル事業として行われました。その結果まとまった報告書には、訪問看護が特養に入ることによるメリットが整理されており、今後の連携強化を後押しする内容となっています。
本特集では、研究代表者である棚橋さつきさんによる報告書の概要解説、モデル事業に参加した関係者による“座談会”、そして、実際に特養でのケアに出向いた皮膚・排泄ケア認定看護師、理学療法士、作業療法士3名からの“報告”で、特養への訪問看護の“効果と可能性”を考えていきたいと思います。
特集2:
喀痰吸引・経管栄養 介護職員等との連携のポイント
本年4月1日、「社会福祉士及び介護福祉士法の一部を改正する法律」が施行され、介護福祉士および一定の研修を受けた介護職員等は、一定の条件の下に喀痰吸引・経管栄養を実施できるとされました。
この制度では、介護事業者に「医療関係者との連携の下で安全に実施される“喀痰吸引等”の提供体制を構築」することが求められています。したがって、事業を実施する上で、介護職員と看護職員との連携は欠かせません。しかし、「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正であったことからか、看護職員への周知はいまだ進んでいない状況にあります。
本特集では、「解説1」で喀痰吸引・経管栄養に関する改正法の概要を説明し、「解説2」で在宅での看護職員と介護職員等との連携のポイントを詳説。さらに、喀痰吸引等を実施している訪問介護事業所と連携先の訪問看護ステーションを取材し、その取り組みと連携の実際を紹介します。制度の概要と看護職員に求められる役割を理解する一助としてください。