- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2013年04月発行
- 978-4-8180-1704-7
本体価格(税抜): ¥1,100
特集1:
特別養護老人ホームで行う生活の場での“看取り”
超高齢社会になったといわれる日本では、今後、出生数が減少する一方、死亡数は増加の一途をたどることが予想されています。このような中、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、43万人もの死亡場所がなくなることが予想され、高齢者がどこでどのような最期を迎えるのかを真剣に考えなければならない時期に来ています。しかし、これまで8割近くを占めていた病院での死亡の割合は、2006年以降、減少傾向にあり、病床が削減される中でその増加は望めません。一方で、特養など“生活の場”での看取りは、介護報酬上の加算も認められ、今後、ますます注目されてくるでしょう。
けれども、特養での看取りに必要とされる知識・技術・考え方は、病院とはまったく異なるものです。そこで、全国高齢者ケア協会では、2012年9月、施設ならではの看取りに関する実践的な知識・技術・考え方を学ぶことができる『尊厳ある最期を迎えるための“看取りケアマニュアル”』を発刊しました。本特集では、同書をまとめられた同協会理事長である鎌田ケイ子氏に「生活の場における看取りの意義」について論じていただき、また、同書の中から「特養看護職が押さえておくべき看取りのポイント」をご紹介いただきます。さらに、看護職が積極的に看取りに取り組んでいる全国の特養から、看護職としての看取りへのかかわり方や家族とのかかわり方、多職種連携のあり方などについてご報告いただきます。
本特集で特養ならではの看取りの知識・技術・考え方を学び、入居者がよりよい最期を迎えるために、看護職として何ができるかを考えてみませんか。
近年、新卒の看護師を採用する訪問看護ステーションが増えてきています。その背景には人材不足の影響のほかに、訪問看護管理者の“期待”の大きさもあるようです。
これまで、単独で訪問して判断し、ケアを行う訪問看護では「数年間の病院での経験が必要」と言われてきました。しかし、病院で経験を積むうちに、学生のときに抱いた在宅看護への思いが薄れたり、病院の環境に慣れ、訪問看護の世界に飛び込むことを尻込みしてしまうようになることもあります。新卒訪問看護師は基礎教育で得た最新の知識をベースに、訪問看護に必要なスキルを真っさらな状態で学べ、最初から訪問看護師として成長していくことが期待できるのです。
第2特集では、さまざまな方法で育成に取り組むステーションの管理者などによる「座談会」、新卒訪問看護師自身からの「報告」、さらにその育成に必要な環境と教育体制を明らかにした「研究報告」などから、新卒訪問看護師の育成の現状について紹介します。あなたのステーションでも、新卒看護師の育成に取り組んでみませんか?