- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2015年07月発行
- 978-4-8180-1888-4
本体価格(税抜): ¥1,200
特集1:
機能強化型訪問看護ステーション!
──期待高まる地域の拠点
平成26年度の診療報酬改定で創設された機能強化型訪問看護ステーション。機能強化型訪問看護ステーションには、24時間対応や重症者、看取りへの対応、他機関・多職種との調整・連携などを行い、地域の拠点として医療・介護の連携をはかっていく役割が期待されています。
誕生から1年がたった今、機能強化型訪問看護ステーションはどのような活動を展開しているのでしょうか? 本特集では、〈総論〉で機能強化型訪問看護ステーションの誕生に至るまでの経緯を振り返るとともに、検証結果で明らかとなった効果・課題などから今後の役割について考察します。続く〈報告〉では、診療報酬で機能強化型を算定した訪問看護ステーションの管理者に、算定したきっかけや現在の活動、今後の方向性などについて報告していただきます。
機能強化型訪問看護ステーションのめざす方向性から、地域でともにつくり上げていく地域包括ケアの姿が見えてきます。
特集2:
あなたの町も過疎化する?!
過疎地域の訪問看護
大都市圏で暮らす人たちは、「過疎化」「人口減少」の問題をどう捉えているのでしょうか。“自分には関係ないこと” “もし過疎化するとしても50年、100年先の話” ──そんな声が聞こえてきそうです。
ところが、人口減少問題は、決して遠い未来のことではありません。現に、すでに794の自治体で高齢者数までもが減少しており、深刻な事態を迎えています。
人口減少問題は、今すぐに対策を講じたとしても、その効果が表れるまでには長い時間がかかります。だからこそ、今、訪問看護師の皆さんは、人口減少・過疎化が進んでもサービス提供を継続できるようシミュレーションし、心構えをしておくことが大切です。
本特集は、『地方消滅』(中央公論新社)の著者である増田寛也さんの〈インタビュー〉と、現在、過疎地域で活躍する訪問看護師による〈報告〉の2本柱。自らの訪問エリアの未来図を描き、どんな備えをすべきか考えるための手がかりとなることを願います。