- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2015年08月発行
- 978-4-8180-1889-1
本体価格(税抜): ¥1,200
特集1:
訪問看護師を育てよう!
──新卒でも病院看護師でも定年後でも
2025年を見すえ、医療・介護政策が病院から在宅療養や地域ケアへ大きく転換する中、訪問看護への期待はますます高まり、訪問看護師の増員が求められています。そこで、日本看護協会は訪問看護の量的拡大をはかるべく、新卒や潜在看護師など、さまざまな背景の看護師が訪問看護に一歩踏み出せるよう、「訪問看護師養成研修コアカリキュラム(案)」を作成し、試行・検証事業を行いました。
本特集では、〈総論〉で、同コアカリキュラム作成の経緯や概要を解説するとともに、試行・検証事業を終えて見えてきた効果・課題をまとめ、今後を展望します。続く〈報告〉では、試行・検証事業に参加し、新卒や病院勤務経験のある看護師の育成に取り組んでいる3つのステーションに、その実際を報告していただきます。さらに、<レポート>では、兵庫県看護協会が同コアカリキュラムを活用して行った集合研修について紹介します。
皆さんのステーションで、訪問看護未経験者を採用し、育成する際の参考にしてください。
特集2:
2025年に向けた挑戦!
「看護の将来ビジョン」
2025年を見すえ、社会保障制度改革が進んでいます。少子、超高齢、多死社会における保健・医療・福祉体制の再構築は、看護職が立ち向かっていくべき大きな課題です。変革のときとなるこれからの10年、看護職はどうあるべきでしょうか――。
日本看護協会では、看護職の新たな役割と価値を提唱するため、さまざまな看護の現場でヒアリングを行い、本年6月、「2025年に向けた看護の挑戦 看護の将来ビジョン〜いのち・暮らし・尊厳を まもり支える看護〜」を策定しました。
本特集では、看護の将来ビジョンを掲載するとともに、〈インタビュー〉で日本看護協会会長の坂本すがさんに策定の意図をお聞きし、〈解説〉では副会長の菊池令子さんに検討の経緯と骨子についてご報告いただきます。
看護職が、将来に向けて看護の立ち位置を確認し、自信と誇りを持って、看護の専門性を発揮するための指針となっています。