- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2016年02月発行
- 978-4-8180-1942-3
本体価格(税抜): ¥1,200
特集1:
あなたなら、どう対応する?
訪問看護におけるトラブル
あなたの訪問看護ステーションでは利用者・家族による暴言や暴力、セクシュアルハラスメントなどのトラブルに悩んではいませんか? 訪問看護師はこのようなトラブルに遭遇しても周囲に言えないことが多く、ほとんどの場合は利用者宅を1人で訪問しているために問題が潜在化してしまうようです。
本特集では、まず利用者や家族から暴言・暴力などの行為を受けた経験のある4つの訪問看護ステーションがその事例とともに対応の実際を〈報告〉で紹介します。最後に訪問看護におけるトラブルにはどのようなものがあるのかを整理し、個人・組織としての対応のポイントを〈関連論考〉で示します。
他人事だと思わず、トラブルが起こる前から訪問看護ステーション内で対応のあり方を話し合っておくことが大切です。ぜひ、その際の参考にしてください。
2015年11月8日(土)、ベルサール新宿グランドホールにて、「地域包括ケアシステムにおける訪問看護の今とこれから」をテーマに、日本訪問看護財団主催により「訪問看護サミット2015」が開催されました。
本特集では、向井千秋氏(宇宙飛行士/東京理科大学)と新田國夫氏(医療法人社団つくし会)による2つの「特別講演」、渡辺由美子氏(厚生労働省)の「基調講演」および「シンポジウム」を〈載録〉します。
宇宙飛行士であり、外科医でもある向井氏は宇宙飛行から感じたことや宇宙医学の地上への応用について、また、新田氏は高齢者の“生きる豊かさ”を支えるために必要なことについて語り、渡辺氏は医療・介護をめぐる最近の政策動向や訪問看護の現状について講演しました。そしてシンポジウムでは、先駆的な看護実践や地域包括ケアの取り組みが報告され、訪問看護のビジョンが示されました。
特集の最後には、〈メッセージ〉として同財団常務理事の佐藤美穂子氏に、「訪問看護サミット2015」のねらいと成果、参加者の感想をまとめていただきました。