- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2016年10月発行
- 978-4-8180-1951-5
本体価格(税抜): ¥1,200
特集1:
訪問看護ステーションでの
ICT機器の活用法
今後、増え続ける在宅療養者に、訪問看護ステーションの限られた人員で応えていくには、訪問看護業務の記録・帳票類作成・情報共有などでの効率化をはかり、訪問看護に専念することが重要です。これに大きな効果を発揮するとして、ICTの活用が現場から挙げられるようになってきました。さらに、多職種・多機関との連携や時間外労働の減少、訪問看護の質向上にもつながるとの声も出ています。
特集では、まずICTとは何か、訪問看護での可能性、ICT機器の活用法や導入する際の注意点などについて基礎から解説します。続いて、ICTを活用している5つの訪問看護ステーションの活用前後の変化、初期・維持費用、スタッフ教育、セキュリティなどにも触れつつメリット・デメリットを紹介します。
国の施策では、地域包括ケアシステムの構築においてICT活用の方向性が示されています。いずれ、あなたの訪問看護ステーションでもICT機器の導入を考えるときがくるでしょう。そのときのために、今、本特集で理解を深めましょう。
病院から在宅へと療養の場の転換が進められるのに伴い、在宅療養者が高度なケアを必要とするケースも増加しています。同時に、地域包括ケアシステムの構築が推進される中で、地域全体で医療資源や人材を有効に活用する観点から、訪問看護師や高齢者ケア施設の看護職が自ステーション・施設内だけでは解決が難しいと感じる事例について、医療機関などに所属する高い専門性を持つ看護師と連携して改善につなげる取り組みが広まっています。
本特集では、この取り組みについて、効果や具体的な方法・留意点を解説するとともに、実際に連携を行った専門性の高い看護師と訪問看護師・施設看護師に、4つの事例を紹介いただきます。