- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2016年12月発行
- 978-4-8180-1954-6
本体価格(税抜): ¥1,200
厚生労働省によると、ストレスが原因によるうつ病などの精神疾患の労災請求件数は、看護職・介護職が上位となっています。しかし、高齢者ケア施設ではまだまだ十分な対策ができていないのが実情です。
本特集では、高齢者ケア施設で働く看護職のストレスが増えている背景や、「看護判断への不安」「業務の煩雑さ」「事故防止への気遣い」といったストレスの原因などの実態を概観し、ストレス軽減のために取り組むべき課題をまとめた上で、職員のメンタルヘルス対策に取り組む3つの施設の活動を紹介します。また、2014年の労働安全衛生法の改正により創設された「ストレスチェック制度」についても解説。ストレスチェックを実施後、どのように職員のメンタルヘルス対策や職場環境改善につなげていけばよいのかについて提案します。
職員のメンタルヘルス対策は後回しにされがちですが、人材を確保・定着させていくためには欠かせません。制度を上手に導入して働きやすい職場づくりをめざしましょう。
日本人の死亡原因の第4位である肺炎。肺炎で死亡する人の94%が75歳以上で、さらに高齢者の肺炎の70%以上は誤嚥が関係しているといわれています。
富山県を中心に活動する歯科衛生士、精田紀代美さん(歯科衛生士事務所ピュアとやま代表)は、高齢者ケア施設で入所者に対し、口腔ケアや療養管理・指導をしているにもかかわらず、誤嚥性肺炎による入院が後を絶たなかったことから、独自の技法を考案しました。10カ所の高齢者ケア施設で実施したところ、1年で誤嚥性肺炎による入院は約半数に減り、4年後にはゼロになったといいます。
本特集では、精田式口腔ケアの手順を紹介するとともに、それを取り入れている特別養護老人ホームとデイサービスでの実際や効果についても報告します。
大きな効果を発揮したという精田式口腔ケア。本特集を参考に、皆さんもぜひ取り組んでみてください。