- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2017年08月発行
- 978-4-8180-2009-2
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
いつもと様子が違う?
在宅でのアセスメント
高齢者は複数の疾患を持っていたり、症状の表れ方が多様で個人差があったり、薬の副作用が表れやすかったりします。そのため、アセスメントが難しく、病態の判断に悩むことが多いのではないでしょうか。
本特集では、高齢者のフィジカルアセスメントの難しさを整理した上で、あいまいな症状を判断する際に留意すべき点を、見逃しやすい10パターンの症状や有用な評価基準などとともに提示します。また、高齢者からよく聞かれる「息が苦しい」「おなかが痛い」「熱っぽい」「腰が痛い」「だるい」の5つの訴えについて、急変に備え状態を把握するために観察・確認すべきポイントを紹介します。
在宅や特別養護老人ホームなどでは医師が常駐していないため、看護職に医療的判断が求められることが多々あるでしょう。緊急を有する病態を見逃さないために、看護職が普段との違いを評価し、適切なケアにつなげていくことが重要です。本特集でアセスメントのコツをおさえ、現場での実践に生かしてください。
特集2:
訪問看護ステーションの運営に役立つ
専門家の活用
訪問看護ステーションを経営するには、訪問看護サービスを提供する一方で、財務や労務などさまざまな業務も行わなくてはなりません。しかしこれらは、多くの看護師にとって専門外でしょう。
訪問看護ステーションの経営者の中には、それらの不得手な業務を専門家にアウトソースし、自らは本来の業務である訪問看護や事業の拡大、人材の育成などに力を注ぐ人が少しずつ増えてきました。
本特集では、専門家に業務を依頼するメリット・デメリット、費用相場、自分に合った専門家の見つけ方や信頼できる専門家の見分け方を解説します。さらに、訪問看護ステーションの運営でかかわりの深い社会保険労務士・税理士・行政書士・弁護士を活用する訪問看護ステーションに、依頼内容や費用、その効果などを報告いただきます。
自ステーションの安定的・効率的な運営を考える際の参考にしてください。