- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2017年09月発行
- 978-4-8180-2010-8
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
精神科訪問看護
身体疾患を併発した際のサポート
精神疾患を持つ人の療養場所が病院から地域へと移りつつある中、精神科訪問看護を利用してきた在宅療養者が高齢化などにより身体疾患を併発し、精神・身体両方の医療的支援が必要になるケースが増えています。中には、精神疾患のために身体疾患による不調を見過ごし、かなり重篤な状態となってから初めて医療・看護・福祉サービスにアクセスするケースもあるようです。
こういった状況において苦慮されることの1つに、精神・身体の両方に対応できる医療機関・事業所などの少なさが挙げられます。「多くの訪問看護ステーションで対応困難といわれて紹介されてきた」「精神科の主治医が身体疾患の治療に対応していない」「精神疾患があることを理由に、身体疾患の医師・医療機関に診療を断られた」といった声も聞かれます。
そこで本特集では、このようなケースを紹介し、対応のポイントや適切な医療へつなぐための留意点、多職種・多機関が連携する中で訪問看護師が果たすべき役割を探ります。
特集2:
利用者の活動性を高める
デイサービス・グループホームでの取り組み
高齢者はさまざまな能力を持っています。それを発揮し、周囲から認められ必要とされると、自信を持ち、活動性が高まって生活機能も維持・向上できます。
本特集では、近年の制度改革やさまざまな施設の先駆的取り組みから、高齢者を一方的にサービスの受け手にしない支援のあり方を論じます。また、「1日に何をするかは本人が決める」「認知症の言動を防犯パトロールなどの地域貢献に生かす」「家事など身のまわりのことは本人が行う」といった利用者の活動性を高める取り組みを行う3つのデイサービス・グループホームがその実際と効果を紹介。さらに、日本の高齢者の社会参加活動の実態やその必要性についても提示します。
利用者の食事や排泄などにおいて職員が過剰に介助していませんか? 利用者の活動性を高める環境づくりについて考えます。