- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2017年10月発行
- 978-4-8180-2011-5
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
HIV感染者・エイズ患者への看護
平成29年度予防指針の改正ポイント
昨年より厚生科学審議会感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会で議論されてきた「後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針(エイズ予防指針)」の改正案が、本年6月に大筋で了承されました。
HIV感染症は、一昔前は致死率の高い疾患と恐れられていましたが、治療の進歩によって死亡率は劇的に減少し、現在では “経過の長い慢性感染症”として長期的な療養支援が必要となっています。
本特集では、HIVに関する最新の研究成果と平成29年度予防指針の改正ポイントを紹介するとともに、患者の長期療養・加齢に伴って出現する課題や看護職に求められる視点、地域での医療・ケア体制のあり方などを解説します。また、“独居で高齢”“認知症の併発”“精神疾患の併発”の3つのケースへの支援について報告します。
今後、長期療養における合併症の出現や加齢に伴う心身の機能低下などにより、在宅療養支援を必要とするHIV感染者は増加していくでしょう。本特集を参考に、HIV感染症へのケアに取り組む介護サービス事業所・高齢者ケア施設が増えていくことを期待しています。
高齢者ケアにおいて、利用者の安全を確保するための対策は、従来から重要課題として取り組まれてきました。その一方で、現在、問題となっているのがスタッフの業務中の事故の増加です。
社会福祉施設での労働災害は2012年の5125件から2016年には6387件と約25%増加しています。事故発生の背景には、業務の中で体に無理をかける動作が多いこと、従事するスタッフの年齢が高くなっていることなどが指摘されています。厚生労働省は昨年12月、社会福祉施設での労働災害発生件数が他領域に比べて増加しているとして、削減へ向けた取り組みを開始しました。
そこで本特集では、高齢者へのケアを行う際の事故や労働災害の実態、効果的な対策、高齢者ケア施設・訪問看護ステーションでの取り組み事例、安全な動作のポイントを紹介します。
スタッフが健康に働き続けられるよう、ぜひ自事業所の対策の参考としてください。