- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2018年03月発行
- 978-4-8180-2073-3
本体価格(税抜): ¥1,400
出生数が減少を続ける一方で、医療的処置・管理を必要とする小児は近年、大幅に増加し、その数は2万人近くとなっています。その中で、在宅療養児への訪問看護を提供する訪問看護ステーション数が伸び悩んでいることが課題視されています。この背景の1つには、「スタッフに小児看護の経験がなく、成人との違いに不安を抱く」「医療・福祉・療育・教育など関係する機関・職種やサービスが多岐にわたり、わかりづらい」などの理由があるとされています。
本特集では、在宅療養児への訪問看護におけるアセスメントと支援のポイントを紹介します。小児科医によるフィジカルアセスメントの解説、訪問看護師による療養児への支援の事例報告に加え、療養児・家族が活用できるさまざまな支援制度についても紹介。これから小児訪問看護を始める方へ、実践に役立つイロハを提示します。
特集2:
どうしていますか?
訪問時の駐車場所の確保
警察署・担当者によって駐車許可申請の手続き方法が異なる、駐車許可証を提示していても駐車違反とされる、緊急訪問時の駐車許可がすぐに認められないなど、訪問看護車両の駐車に関する問題は多くあります。
本特集では、それらの実態と課題をまとめた上で、2014年2月に警察庁が各都道府県警察宛てに発出した通達「訪問診療等に使用する車両に係る駐車許可事務の簡素合理化について」を紹介。また、訪問時の駐車の問題等を解決するため、ドライバーを雇用しているステーションや、現場の声を集約して警察と協議した岡山県と北海道の訪問看護ステーション連絡協議会の取り組みの実際や効果、課題を報告します。
自ステーションで対策を講じるだけでなく、都道府県や市区町村の訪問看護ステーション連絡協議会など、地域のステーション同士で協力して警察へ働きかけていくことも重要です。ぜひ参考にしてください。