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コミュニティケア 2018年6月号

254号 (Vol.20, No.6)

  • A4変 80ページ (判型/ページ数)
  • 2018年06月発行
  • 978-4-8180-2076-4
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本体価格(税抜): ¥1,400
定価(税込): ¥1,540
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特集1:

退院直後から取り組む

筋力低下の予防・改善

   
高齢者が入院すると活動性の低下などにより、その後、サルコペニアやその予備軍になっているケースが多くあります。サルコペニアは体力・代謝・気力をも低下させ、療養生活に悪影響をもたらします。たとえ退院直後の利用者の医療依存度が低くても安心はできません。訪問看護師には早期に利用者の状態をアセスメントし、多職種と連携しながら支援することが求められます。

本特集では、退院直後に訪問看護師が身体機能・栄養状態・療養環境などをアセスメントし、理学療法士や栄養士といった多職種で利用者にかかわる必要性や、その効果を論じます。また、サルコペニアの原因や現状の診断・治療方法を解説し、訪問看護師による多職種協働でのサルコペニアの予防・改善に向けた事例を報告。さらに、現場で使える身体機能・栄養状態の評価ツールと活用法についても紹介します。

利用者のサルコペニアの予防・改善は、本人の活動性を高めるだけでなく、家族の介護負担や経済的な問題の解決、高齢者が元気なまちづくりの実現にもつながります。サルコペニアの予防・改善に取り組む際の参考にしてください。

特集2:

「むせる」「飲み込めない」「吐き出す」を解決

高齢者の服薬支援

  
人は加齢とともに、筋肉・神経系の機能や唾液の分泌量が減少し、喉頭も下垂することなどから、飲み込む力が弱くなります。そのため、多くの高齢者が、薬を飲み込めない、喉や胸につかえるといった服薬への困難さを抱えています。正しく服薬できないと、薬効を得られないだけでなく、副作用を生じることもあります。

嚥下機能は、疾患や薬の副作用によっても低下し、高齢者は誤嚥をしてもむせないことがあるため、高齢者の服薬支援では、看護師による広い視点でのアセスメントと、多職種の連携が必要です。

本特集では、嚥下機能のアセスメントや適切な服薬支援の方法、飲み込む力を鍛えるためのリハビリテーションなどについて解説します。また、薬剤師が「むせて薬を飲み込めない」「錠剤を噛んでしまう」といった服薬での悩みに回答します。

服薬は高齢者にとって、毎日、欠かせない行為です。そのためたとえ少しの改善であっても、療養生活の質は大きく向上することが期待されます。


●第1特集 退院直後から取り組む 筋力低下の予防・改善

〈総論〉
サルコペニアの予防・改善には退院直後から取り組むことが重要 松木 満里子

〈解説〉
サルコペニアの原因・診断・治療の現状とその問題点 吉田 貞夫

〈報告1〉
複合的な要因を踏まえた多角的な支援 木戸 恵子

〈報告2〉
多職種協働でサルコペニアを予防・改善 片山 智栄

〈資料〉
身体機能・栄養状態の評価ツールと活用法 石塚 三恵・安齋 あずさ

●第2特集 「むせる」「飲み込めない」「吐き出す」を解決 高齢者の服薬支援

〈総論〉
嚥下機能のアセスメントと適切な服薬支援 梨木 恵実子

〈資料〉
飲み込む力を鍛えるリハビリテーション 西山 耕一郎

〈Q&A〉
「むせる」「飲み込めない」「吐き出す」の解決法 倉田 なおみ

●COLUMN
ニュース手帳 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン メディ・ウォッチ編集部

地域ケアの今 鳥海 房枝
身体拘束等の適正化の推進を考える

訪問看護師の強い味方 三塩 操
一般社団法人埼玉県訪問看護ステーション協会

編集部のオススメBOOKs 編集部
制度・政策・研究から看護の未来がみえる!

●特別寄稿
初回訪問における訪問看護師の情報収集の方法
高中 詩織・島村 敦子・辻村 真由子・諏訪 さゆり

●SERIES
ステーションの看護を見える化しよう! 谷口 由紀子 ・井上 由加里
見える化を活用した管理者能力向上支援③
公益社団法人滋賀県看護協会訪問看護ステーション

訪問看護ステーションの経営戦略 渡邉 尚之
SWOT分析結果からクロス分析をしてみよう

終の棲家で生活を支える看護 松井 典子
褥瘡を知る(2)

わたしのまちの地域包括ケアシステム 辻野 文彦
東京都八王子市から 「市民力・地域力」を最大限に発揮する施策

在宅での「食べる」を支える 高齢者への栄養ケア 米山 久美子
買い物指導で料理を再開し糖尿病が改善したAさん

角田直枝の病院と地域を“看護”がつなぐ 角田 直枝
看護職の"芸"が役立つとき

支えられて 〜訪問看護師がALS療養者になって 牛久保 結紀
不調続き

訪問の 合間に一句 詠んでみる 訪問看護“泣き笑い”川柳 森下 和恵

日本訪問看護財団からのお知らせ
介護支援専門員への相談支援のあり方に関する調査結果 ほか

全国訪問看護事業協会からのお知らせ
「訪問看護事業所における看護職員と理学療法士等の
より良い連携のための手引き」のご紹介 ほか

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