- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2018年09月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
カリキュラム基準改正 これからの認定看護管理者の役割
2018年7月現在、全国で3760名の認定看護管理者が活躍しています。1998年に認定看護管理者制度が発足してから20年経ち、社会的認知度も高まってきました。
日本看護協会は2017年度に認定看護管理者カリキュラム基準を5年ぶりに改正しました。地域包括ケアシステムの構築に伴って、医療提供体制が大きく変わろうとしている中、認定看護管理者は自組織の管理だけではなく、地域を巻き込んだマネジメント能力を発揮して、このシステムの構築を推進する大きな役割を担うことが期待されています。
本特集では、認定看護管理者カリキュラム基準の見直しの経緯や、新たな教育課程の特徴について解説。また、カリキュラム基準の制度設計に携わった方々をお招きして座談会を行いました。看護の実践の場で求められる能力が、教育課程においてどのように位置づけられているのか、そして、これからの認定看護管理者にどのような役割が求められるのかについて語っていただきました。
特集2:
「困難を乗り越える力」を持った看護職になる
看護職が健康で安全に働き続けていくために、組織的には労働条件や職場環境の改善などが進められています。本誌6月臨時増刊号でも日本看護協会「看護職の健康と安全に配慮した労働安全衛生ガイドライン〜ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して〜」を基に優れた実践事例を紹介しています。一方、組織的な取り組みだけではなく、個人が困難に向き合い乗り越える力を高めていく必要もあります。
本特集では看護職が自身の心を安定させて日々を過ごすためのヒントとなる考え方や“社会とのつながり”等の資源を整理します。また、「困難」や「ストレス」の認識の仕方はさまざまであるので、ベテラン看護職4名によるコラムでは、個人の経験談やアドバイスも紹介します。