- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2019年05月発行
- 978-4-8180-2145-7
本体価格(税抜): ¥1,400
現在、10代半ば〜30代の若年層のがん患者は2万人以上いると推計され、どう支援するかが課題となっています。この世代は、自我の確立や自立、社会的役割の獲得などの人格形成とともに、精神的・社会的にも大きく変化します。また、進学や就職、結婚といった、その後の人生を左右するさまざまな転機も迎えるため、がん治療は家庭生活や社会生活にも大きな影響を及ぼします。
本特集では、若くしてがんと診断された当事者から医療従事者に向けたメッセージを紹介するとともに、若年層のがん患者の状況や活用できる社会資源を整理。さらに、この世代の特徴や家族の状況を踏まえた支援のあり方、および支援の実際を報告します。
特集2:
高齢者と障がい児・者への一体的なサービス提供
共生型サービスにおける看護職の役割
平成30年度介護報酬改定・障害福祉サービス等改定において、介護保険サービスを利用する高齢者と障害福祉サービス等を利用する障がい児・者の両方が利用できる「共生型サービス」が創設されました。地域共生社会の実現に向け、住民のニーズや医療・介護・福祉人材、施設整備状況などに応じて、制度の“縦割り”を超えて必要な支援を柔軟に提供できるサービスとして注目されています。
本特集では、共生型サービスの特徴と主な形態、普及状況、関連する制度の基礎知識を解説するとともに、3つの事例を基に共生型サービスの実際や看護職の役割、他職種との連携などを紹介します。