- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2020年03月発行
- 978-4-8180-2223-2
本体価格(税抜): ¥1,400
生活の場である高齢者ケア施設において、事故予防は重要である一方、何が事故に当たるかについての基準や理解が統一されていないことが課題視されています。また、“事故ゼロ”の過剰な追求は利用者の行動制限につながるため、利用者のQOLを担保する上では、防ぐべき事故と防ぎ得ない事故を区別して、それぞれに合わせた対策を検討し、関係者間で認識の共有をはかることが必要です。
そこで本特集では、高齢者ケア施設における介護事故の定義を整理した上で、事故予防への考え方と行うべき対策を論じるとともに、3つの高齢者ケア施設における事故予防への取り組みの実際を紹介します。
特集2:
「日本看護サミット2019・訪問看護サミット2019」レポート
2019年12月6日(金)、パシフィコ横浜にて、日本看護協会・日本訪問看護財団の共催で「日本看護サミット2019・訪問看護サミット2019」が「看護が創造る地域の未来〜つなげよう! 166万人の看護の力〜」をテーマに開催されました。
本特集では、齋藤訓子氏(日本看護協会)による「解説」、石田昌宏氏(参議院議員)・鈴木康裕氏(厚生労働省)・辻哲夫氏(東京大学)が超高齢・人口減少社会における看護の役割を展望した「鼎談」、棚橋さつき氏(高崎健康福祉大学)・久保幸氏(愛媛大学医学部附属病院)・平原優美氏(あすか山訪問看護ステーション)・村田昌子氏(北茨木市民病院)が教育機関・医療機関・訪問看護ステーションでの地域包括ケアを実現する取り組みを紹介した「シンポジウム」を載録します。
さらに、日本看護協会の岡島さおり氏に合同開催に至った経緯と本サミットのねらいを、日本訪問看護財団の佐藤美穂子氏に各プログラムの概要や参加者の感想を紹介いただきます。