- A4変 80ページ (判型/ページ数)
- 2020年04月発行
- 978-4-8180-2224-9
本体価格(税抜): ¥1,400
特集1:
在宅におけるアドバンス・ケア・プランニング
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)では、心身の状態や生活状況が変わるごとに本人の意思を確認することが重要です。特に訪問看護の場や高齢者ケア施設では、医療・ケアの方針だけではなく、日常生活全般において本人の意向を適切に反映させることが望まれます。
本特集では、まず、医療に関する電話相談などを行う認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの山口育子さんが、高齢者が医療・ケアについて自己決定できない要因と、患者・利用者が求める看護師の役割を紹介します。さらに、在宅の場でACPの実践を積み重ねてきた看護師が、ACPの基本的な考え方と在宅における意思決定支援のポイントを解説するとともに、本人・家族との意見相違が生じたがんの利用者、長期療養により徐々に病状・ADLが悪化してきた慢性疾患の利用者、意思表示のできない認知症者におけるACPの実際を報告します。