- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2020年09月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
地域の健康を支える
これからの自治体保健師
保健師には、人々の健康を守り、病気や障害があっても地域で生活し続けられるようサポートする役割が期待されています。
人々のライフスタイルが多様化するのに伴い、個人の抱える健康課題も変化し、保健師活動は対象も内容も拡大の一途をたどっています。こうした状況に応える保健師人材の確保と質向上を有機的に進めていくためには、行政と学校・養成所、看護協会等の関係団体が一体となって取り組む必要があります。
本特集では、地域のニーズに合わせた自治体保健師の活動やその確保策について、事例を交えながら解説します。
特集2:
納得性の高い意思決定支援
OOVLで思いを見える化
今、医療・介護において、患者を中心とした意思決定が求められており、看護職をはじめとする医療職は、それを支援する立場にあります。そこで今回は、現場で使いやすく、汎用性も高いOOVL(Options, Outcomes, Values, Likelihoods)というツールを紹介します。このツールは、意思決定に関係する各要素を1つの表に組み合わせ可視化することにより、総合的に状況を把握し、検討できる特長があり、多職種がかかわる臨床現場ではチーム内で問題認識を共有し、最適解を導き出すことに役立ちます。特集では患者の意思決定を支援した実践例のほか、看護管理者が管理上の問題を整理し検討する応用例も紹介します。