- A4変 112ページ (判型/ページ数)
- 2020年10月発行
本体価格(税抜): ¥1,600
特集1:
地域における認知症ケアの質向上
認知症看護認定看護師等の果たす役割
身体疾患等の医療ニーズを持つ認知症者が増加する中、本人とその家族・介護者が地域で安全・安心な暮らしを続けていくには、医療と介護の連携による質の高いケア提供が求められます。このような中、日本看護協会では、令和元年度「認知症患者及び家族支援における認知症看護認定看護師の活用に関する調査研究事業」を実施。認知症ケアに関する専門性の高い看護師が、認知症ケアに携わる訪問看護ステーションや地域密着型サービス事業所へ、体制整備支援や個別対応支援を行いました。
特集では、同事業の成果を紹介し、地域資源を活用した認知症者支援体制の構築を考えます。
特集2:
「身体拘束をしない看護」をめざすための工夫
全国的に、本人の尊厳と自律を尊重した「身体拘束をしない看護」の意識が高まっています。一方、いまだ多くの病院で、やむを得ず身体拘束が実施されているのが現状です。
特集では、身体拘束ゼロの実現をめざして“一歩前進”している病院の実践事例を紹介。各病院において、これまでなぜ「身体拘束をしない看護」ができなかったのかを振り返った上で、それぞれの課題の乗り越え方、身体拘束に対する看護管理者の方針・考えを現場スタッフの実践へつなげていく過程を示し、本人の持つ力や強みを最大限に発揮できるよう支援する本来の看護を実現するための工夫を考えます。