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コミュニティケア 2022年2月号

306号 (Vol.24, No.2)

  • A4変 80ページ (判型/ページ数)
  • 2022年01月発行
  • 978-4-8180-2402-1
本体価格(税抜): ¥1,400
定価(税込): ¥1,540
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特集1:

どのように生きたいか対話する

わが国では高齢化に伴い、死亡者数が年々増加しています。それに対応するには、看取りの場を確保するのと同時に、看取りを行う者が終末期ケアの知識・技術を向上させる必要があります。

終末期にある人は、死に対する不安や恐怖など大きな精神的苦痛を感じています。当然ながら他者がそれらをすべて取り除くことはできませんが、介入によってそれを軽減させることができます。本特集では、終末期にある人との向き合い方について考察するとともに、がんの終末期にある人の多くが抱くスピリチュアルペインやその緩和に有効なケア、相互に伝え合うコミュニケーションの重要性について解説します。さらに、3人の看護師の忘れられない看取りのエピソードと本人との向き合い方について紹介します。

終末期にある人とかかわることの多い医療職には、死の問題を避けず、残された時間をどのように過ごしたいと考えているか対話し、心に寄り添うことが求められています。

特集2:

直行直帰制度の導入と運用

新型コロナウイルス感染の流行が始まって以降、訪問看護の分野においても、事業所に滞在する人数を少なくするために直行直帰制度の導入が一部で広がりました。直行直帰とは、事業所に出勤せずに自宅から利用者宅へ直行し、業務が終了したらそのまま自宅に帰る働き方のことです。

直行直帰のデメリットとして、職場内のコミュニケーションの機会が減少したり、訪問スケジュールの変更の伝達やスタッフの動向把握が困難になったりすることが挙げられます。これにより、導入に二の足を踏むステーションも少なくありません。しかし、感染のリスクを最小限にするだけでなく、事業所に立ち寄る必要がないので、その分の移動時間を短縮できるなどのメリットがあります。また、柔軟な働き方ができる職場は、職員の人材定着・確保にもつながります。

本特集では、直行直帰制度を導入する際のポイントを示した上で、実際に導入したステーションの運用の実際・効果や職員間の情報共有における工夫、訪問ルート作成時の注意点などについて紹介。併せて、直行直帰やテレワークで押さえておくべき労務管理の留意点について解説します。


●第1特集
どのように生きたいか対話する

〈総論〉
終末期にある人にどのように向き合うか 西 智弘

〈解説〉
終末期の患者をケアする者に求められるコミュニケーション 海津 未希子

〈報告1〉
そばで静かに耳を傾けていると伝わってくる 杉山 悠

〈報告2〉
対話を通して不安や希望を顕在化させる 平山 司樹

〈報告3〉
遺伝性疾患を持つ人には家族全体を捉え意図的な情報収集を 大川 恵

●第2特集
直行直帰制度の導入と運用

〈解説〉
直行直帰制度の導入で得られる効果とは 林 啓子

〈報告1〉
効率的な情報共有により直行直帰を実現 稲葉 典子

〈報告2〉
直行直帰を上手に活用し働きやすい職場づくりを 田端 支普・大橋 奈美

〈関連論考〉
直行直帰制度における労務管理の4つの確認ポイント 加藤 明子

●COLUMN
ニュース手帳
株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン Gem Med 編集部

地域ケアの今 鳥海 房枝
私の「取扱説明書」

宮子あずさの気まぐれコラム 宮子 あずさ
「看護職の倫理綱領」を知ろう

Book Selection
気になる話題を掘り下げるシリーズ書籍をご紹介 その1

●特別寄稿
コロナ第5波の収束要因と今後の医療提供体制の展望 倉原 優
老年医学の専門家が考える 転倒予防のあり方とその限界 楽木 宏実

●SPECIAL INTERVIEW
『新版 訪問看護ステーション 開設・運営・評価マニュアル 第4版』
チャレンジするステーション管理者の皆さまを応援します! 佐藤 美穂子さん

●SERIES
だから面白い訪問看護管理 山﨑 和代
暴力・ハラスメントにどう向き合うか

アンガーマネジメント 光前 麻由美
かかわりが難しいと感じる人への対応2 「タイムアウト」

角田直枝の病院と地域を“看護"がつなぐ 角田 直枝
12年間を振り返って

困難ケースを解決する スペシャリストの実践知 濵本 千春
[乳がん]乳がんとともに生きる人の思いに寄り添い
症状の変化に応じて支援を展開

訪問の 合間に一句 詠んでみる 訪問看護“泣き笑い"川柳 松木 由理

トラブルを解決・回避する 人事労務相談室 中山 伸雄
“問題スタッフ"への事業所の対応1

日本訪問看護財団からのお知らせ
「同性に恐怖を感じる」ということ ほか

全国訪問看護事業協会からのお知らせ
「訪問看護講師人材養成研修会(令和3年度)」を開催 ほか

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